薬 ②抗アレルギー剤
花粉症の予防的治療薬として知られているのは、やはり抗アレルギー剤でしょう。抗ヒスタミン剤とは異なり、ヒスタミンそのものが作られる事を阻止するのが抗アレルギー剤の役目です。
また、ヒスタミンが放出されるのを阻止するなど、何段階にも分けて花粉症の根源を断ち切る作用があります。抗ヒスタミン剤と比較すると最大のメリットは副作用が少ないという点でしょう。長期間の服用は胃腸などに障害が生じる可能性もありますが、花粉症の期間、すなわち花粉が飛散している期間の服用であれば問題はないでしょう。
ただ、抗ヒスタミン剤と比較した際、大きなデメリットになるのが効果が現れるのが遅いという点です。抗ヒスタミン剤が速効性があるのに比べ、抗アレルギー剤は１～２週間ほどのタイムラグが生じます。完全にタイミングを合わせるとなると、花粉が飛散する１～２週間ほど前から服用をはじめ、花粉が収まるころに服用をやめる必要があるということです。
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